①(趣旨)

UTAの輪について

 現代社会は、物質的には豊かになり、生活は便利になりましたが、心はかえって貧しくなったのではないかと思われます。人間社会のゆがみや愚かさを露呈するニュースが次々と報じられています。いじめや児童虐待、若者の雇用や高齢者対策などの社会問題も、毎日のように報じられています。
 それに対し、対処療法的な対策が講じられてはいますが、根本的な解決にはならず、しばらくすれば忘れ去られていき、また問題は起こってきています。

 ではどうしたら人は幸せな人生を送ることができるのか、根本的な解決策はないのだろうか、私たちは心のあり方を、自分の心を見ることから始め、どんな思いを日々使っているかを見て、自分を変える作業を進めます。夫婦の問題、子供の問題、健康、広くは社会に関わるたくさんの問題などを通し、自らが気づき、変わっていくことが一番大切なことであると考えます。
 「どのように生きていけばいいのか」について共に考え、それぞれが自分自身でその答えを見出し、母に産んでもらった時の優しさ、温もり、喜びを取り戻していくこと、蘇らせることが本当の人生だと考えます。
 一人一人の心のあり方が、大きな解決策になると確信し、啓蒙することを活動の目的としています。

 これまで、全国各地で、北海道から沖縄まで、約30年間、セミナーを開催してきました。最初はほんの少数の集まりでしたが、人数が増えて、現在では、全国から800人を超える人々が集まって来ています。現在、関西を中心にセミナーが開かれています。
 セミナーでは、講話を聴くだけではなく、自分がどんな苦しい思いを出し続けているか、実践を通してその間違いに気付き、自分自身で修正するように学んでいます。また、家庭の中で、仕事の中で、日々使っている思いを見る実践を重ねています。
 その結果、明日にでも離婚しようと思っていた夫婦が仲良くなったり、不登校の子供が登校するようになったり、外に出るのが怖くて働けなかった人が働くようになったりすることも、一人や二人ではありません。自殺したいと思っていた人が自殺を止めただけではなく、日々楽しく過ごしている人もあります。夫婦や親子で、嫁姑の間で諍(いさか)いが絶えなかった家庭で、だんだん仲良くなっていく人たちも増えています。

 上記のような趣旨の活動を、セミナーの開催だけでなく、WEBによる広報活動、冊子の配布等を今日まで続けてきました。この活動には、拝む対象物はなく、宗教的活動は一切しておりません。
 この法人のめざしているところは、自分以外の誰かに頼って、事態を改善し、問題を解決してもらうというものではなく、一人一人が自分の考えを見つめ、皆で共に考えながら問題の解決を図ることを、多くの人々に発信し啓蒙することを活動の目的としています。
 しかし、現状ではまだ十分に発信できていない状況ですので、この活動をさらに多くの人達に伝えていくために、NPO法人として組織化し、広く一般希望者が参加できる体制を整え、次世代、次々世代の子供たちが、これから様々な問題が山積みされていく中で、自分で自分のことを解決する力を養ってもらい、明るい未来、明るい社会を作り出していくためにも、この法人が必要であると考えます。

設立代表者 久保徹夫

②(目的)

 自分はなぜ生まれてきたのか、何をするために生まれてきたのか、そして、死ねばどうなるかを明確に心で知って、「人生は喜びです」「私は愛でした」と言い切れる人間復活を目指します。UTAの輪の中で、真実の波動の世界を受信、そして送信できるように学び、愛へ帰る道をともに進んでいく。

③(事業活動)

 この法人は、多くの人々が抱えている夫婦の問題、子供の問題、広くは社会に関わる諸問題などを通し、「どのように生きていけばいいのか」について共に考え、それぞれが自分自身でその答えを見出し、人間が本来持っている優しさ・温もりに気付くことにより、明るい未来、明るい社会を作り出していくことを目標とし、そのための支援や活動を行い、もって社会教育の推進並びに福祉の増進を図るとともに、多くの人々が、充実した人生を生きることに寄与することを目的とする。
この法人は、上記の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動に係る事業を行う。

(1)社会教育の推進を図る活動

 ① セミナーの開催
 ② グループ活動等支援事業
 ③ 機関誌(WEB)による普及・啓発事業

(2)保健、医療又は福祉の増進を図る活動

 ① サービス付帯の高齢者向けの住宅、不動産賃貸事業及び支援事業

法人概要
UTAの輪の歩み